リム高35mmセミ・ディープのフルクラム・レーシング・クアトロと24mmのDURA-ACE WH-9000-C24の巡航について。

ディープ・リム・ホイールの巡航速度は30km以上でノーマル・リムとの違いがでてくるというのはよく言われている。
しかし、リムの高さが高くなるにつれ重量も増す。
フルクラム・レーシング・クアトロのリムはアルミなので前後で約1,700gもある。
さて、ノーマル・リムで、カーボン被せのDURA-ACE WH-9000-C24、重量は約1,400g
重量差は単純に300gある。
この300gが果たして速い巡航速度を維持するのに違いが出てくるのか、SOCTT Foilで比べてみた。
結果はやはりDURA-ACEの方が良かった。

フルクラム・レーシング・クアトロだと32〜34km/hだったが、WH-9000だと36〜38km/hだった。
この違いは、、、速度を維持するために踏み込むのだが、クアトロだと踏み込んでもホイール自体が重いからか速度が延びない。
一方、WH-9000だと踏み込むとクアトロとは違う加速感が体感できた。
速度の落ち具合だがクアトロとWH-9000では体感できるほどの違いは感じられなかった。

つまり、自分の今のパワーでもっと速く、巡航速度を高く維持するには、同等くらいのホイール重量かそれ以下、もしくは、50mmクラスのディープ・リムで前後1,400gのホイールが必要ということか。
重くてもリムが高ければ巡航速度を高く維持しやすいというわけではないようだ、というのが今回の結論。

となるとPro LiteのBracciano A42は、前後で約1,800gなのでクアトロ+100g増となり、今より高速巡航が難しくなる可能性が高いということか。

中華カーボン・ホイールでも買ってみようかなあ。