Frieve Audio による高音質化(アップサンプリング)

パソコンの性能をベンチマークを使って確認するのもいいけど、「音」で実感するのもありなのでは。
と、これを読んだ方に提案してみる。
まず、実感するためのソフトは Frieve Audio というフリーソフトがある。
Frieve Audioを簡単に紹介すると、リアルタイムでアップサンプリングして出力してくれるフリーソフト
最近、知ったことだが、ASIO 経由だと 192KHz での出力に問題があるとのこと。
設定の「オーディオ出力」タブで "標準"、"ASIO" が選べるが、ASIO では 96KHz しか正常に出力されない。
192KHz は0.5倍速で再生しているような、ゆっくり低音が再生されるだけだ。
ASIO で 192KHz が駄目で、標準だと正常に出力されることを確認した。
前置きが長くなったが、出力方法は ASIO 経由は 96KHz、標準経由では 192KHz を設定することをお勧め。

ASIOって何?という方は、ネットで調べてみてください。
自分は、サウンドカードが ONKYO SE-200PCI LTD を使っていることもあり、ASIO4ALL という、これまたフリーソフトを使わせて頂いている。

ASIO で音が出力できるようになれば、あとはどこまでアップサンプリングを行うのかを設定する。
以前にもちょこっと書いたが、設定の「リサンプリング(1)」にある、アップサンプリング周波数を設定する項目がある。
まずは、これをいじってみる。
基本的にCDサンプリング周波数である 44100Hz × n でアップサンプリングを行う。
プルダウンで選択できるのは 192KHz までだが、直接入力することもできる。
n はいくつまで入れることが可能か?については、サンプリング(2) タブにある タップ長の値にも関係するが、基本的に CPU の能力次第になる。
ちなみに CPU 処理能力の限界を超えると、音が途切れ途切れになってしまう。

あと、上記設定のリサンプリング周波数と音に関係してくるのが、タップ長と呼ばれる項目だ。
タップ長について、詳しくは触れないが、この数値を上げると音に滑らかさや奥行きがでる傾向がある。
試しに、最小設定値の "2" とかで音を出してみると良く分かる。
この数値を増やせば増やすほど、メモリを多く消費するし、かつ、リサンプリングの倍率が多ければ多いほど、CPU に負荷がかかる。

基本的にアップサンプリングは、タップ長が多ければ多いほど、音に変化が現れやすく「効果がでる」
と言われている。
どのような効果?というのを分かりやすくすると、今までバックグラウンドの方で鳴っていた小さな音などが、ハッキリと聞き取れるようになったり、滑らかになる傾向があるようだ。

リサンプリング周波数とタップ長をいじくることで、音が微妙に変化するので、いろいろ試しては如何でしょう。